画像引用:MIFDESIGN ANTENNA

SNSに夢中ではありませんか?

最近は、SNSの普及によって友達と面と向かって話す時間よりもスマートフォンと向き合っている時間が長くなっている。
SNS上に日常の写真をUPすることによって、そのコメント欄上で会話をすることが普通のこととなっており、コミュニケーションの形態が変化している。

そんな現状を受け、アメリカの大手ビールブランド「Miller Lite」は、SNSに夢中になりすぎて身近な人を疎かにしていないか?と訴えかけるCMを制作した。

1人の男性を追いかける大勢の人たち。どんなに逃げてもぴったりと後を追ってくる様子は視聴者に恐怖を与える。
追いかけてくる人たちは、珍しいものを見つけると写真を撮るために時々足を止め、自撮りをしている人たちは後ろの建物が崩壊しても気にせず写真を撮り続けている異様な光景が広がっている。

この映像では、追いかけてくる人をSNSのフォロワーに見立てており常に監視されていることを視覚的に表現している。
また、追いかけられているのと同様にあなたもまた誰かを追いかけているフォロワーであり、SNSに縛られていることの気づきを与える内容となっている。

同社は最後に、A few friends are better than a few thousand followers(数千のフォロワーより、数人の仲間のほうがいい)というメッセージを添えた。

編集者的見解まとめ
課   題:SNSの普及により、リアルの友達と合う回数が減り一緒にお酒を飲む機会もそれに伴って減少したことにより、商品売上が落ちた
ターゲット:SNSを使用している若年層
戦   略:自分がスマホに依存していることで、人と会う機会が減っていることに気づいてもらう
戦   術:視覚的にわかりやすく、インパクトのある映像で恐怖訴求を行う

朝日新聞による若年層向けプロモーション

日本における新聞売上は、1990年のバブル崩壊以来減少の傾向にある。
特に若者世代の新聞離れが著しい。その理由として考えられるのは、他メディアの台頭である。最近では、スマホのSNSやアプリで手軽にニュースを見ることが主流となってきている。そのため、新聞社の課題としては、若者に新聞に対して興味関心を持ってもらい、手に取る機会をつくることであると考える。

そんな中で、朝日新聞は若者に人気のWEB発マンガ「左ききのエレン」とコラボし、「新聞の日プロジェクト 朝日新聞×左ききのエレン Powerd by JINS」というプロモーションを行なった。新聞広告の日である10月20日の前日から始動。

画像引用:PR TIMES

前述した通り、新聞の売上が減少していることで、新聞広告も低迷している。
そのような背景を踏まえ、広告業界を舞台にクリエイターの葛藤を描く「左ききのエレン」とコラボしたのでは?と解釈している。

プロモーション内では、実在する企業を描いた漫画を書き下ろしている。
実在する企業である「株式会社ジンズ」の広告企画を巡って2社が競合プレゼンを行うという内容である。
実際に存在する企業を使うことで、視聴者は親しみやすく感じ、抵抗感なく見てもらうことができる。
また、読者はtwitter上から、2社の競合プレゼンに参加し投票することができる。投票数の多かった企画案は、広告として全国版朝刊の新聞広告の1ページ全体(全15段)を使い実際に掲載される。

人気のインフルエンサーも取り上げたりと、話題になっていた。
若者に親和性の高いtwitterから新聞へ、様々なメディアで展開されており、効率的に若年層にアプローチし、新聞を手にとってもらう機会を作り、購買につなげるプロモーションである。

編集者的見解まとめ
課   題:SNSの普及により、新聞を購入する人(特に若年層)が減少し、新聞広告の価値がなくなってきている
ターゲット:若年層
戦   略:新聞に興味・関心を持ってもらい、手にとってもらう
戦   術:若者に人気の漫画とコラボし、twitterを活用した参加型の統合的プロモーションを行なった