2018年は「VTuberたちの大躍進の年」でしたが、そんな2018年がもうすぐ終わりを告げようとしています。

なぜVTuberたちは世間に幅広く認知されるようになったのでしょうか。VTuberが確立されるまでの歴史を振り返りつつ、これからVTuberはどのような進化を遂げていくのか、という点について迫っていきます。

VTuberは、いつ頃誕生した?

VTuberの元祖と言えば、「世界初のVTuber」を自称する「キズナアイ」ですが、キズナアイが活動を開始した時期は、初めて動画を公開した2016年12月でした。

このことから、VTuberの始まりは2016年の暮れと言えそうですが、それ以前にもVTuberのようなバーチャルキャラクターは存在していました。

例えば、東京生まれでロンドン在住のバーチャル的なビデオブロガー「Ami Yamato」は、2011年に初めて動画を投稿しているほか、気象情報会社ウェザーニュースのアンドロイド系のお天気お姉さん「ウェザーロイド Airi(アイリ)」は、2014年から活動しています。

つまりバーチャル的なキャラクターは、2010年代前半から登場していると言えますが、この時代に登場したバーチャル的キャラクターは、広く認知はされていませんでした。Vtuberとしての草分け的存在であるキズナアイが活動を開始した2016年、さらに言うと2017年に輝夜月、ミライアカリ、電脳少女シロなどのキャラクターが登場し四天王と呼ばれ認知され、2018年にVtuberと言う言葉が生まれたこの流れが、Vtuberの黎明期と言えるのではないでしょうか。

VTuberが認知されようになった背景は?

しかしながら、2016年12月に活動を開始したキズナアイは、最初から高い人気を誇っていたわけではありませんでした。人気が上昇するきっかけとなったのは、2017年2月頃から、韓国など海外での認知度が高まったことです。

つまり、キズナアイの人気は海外が火付け役になった形と言えますが、今度はそれをきっかけとしてVTuberが続々と誕生することになります。

先ほども触れましたが、2017年に新たに登場しVTuberの認知度を高めたメンバーとしては、輝夜月、ミライアカリ、バーチャルのじゃロリ狐娘Youtuberおじさん(ねこます)、電脳少女シロがいますが、この4人にキズナアイを含めた5人は「バーチャルYouTuber四天王」と呼ばれました。

他にもVtuberの人気が高まった理由としては、バーチャル的なキャラクターでありながら、実際に存在してるかのように感じられるためです。

VTuberの活動の場は、YouTubeなどの動画サイトにとどまらず、ツイッターなどのSNSにも活動の場を広げているほか、生配信では視聴者と会話することもできるため、視聴者にとって親しみやすい存在とも言えます。

あらゆるシーンでVtuberを見かけることができれば、視聴者はVtuberに対する親しみを自然と持てるようになることでしょう。

2019年、VTuberはどうなっていく?

2019年のVTuberの動向として予測されることは、「さらにVtuberの数が増えていくこと」と「メディアへの登場がさらに増えること」です。

2019年にVTuberが増える理由の一つとして、バーチャルな時代の先駆けを目指すメディア企業の株式会社ZIGが、2019年9月までに、同社のオリジナルVTuberを100人デビューさせる「VTuber100体プロジェクト」を実施していることがあります。

Webマーケティング支援ツールなどを提供する株式会社ユーザーローカルの調べによると、Vtuberは2018年9月12日の時点で5000人を超えている状況ですが、多くの企業がVTuberをたくさん誕生させれば、Vtuberの世界は今まで以上に激戦となるかもしれません。

参考:株式会社ユーザーローカル

さらに、Vtuberの活動の場は、動画サイトやSNSなどにとどまらず、テレビなどのメディアに登場する頻度も増えていくと見込まれます。

2019年の1月2日には、Vtuberたちがのど自慢にチャレンジする番組「NHKバーチャルのど自慢」が放映される予定です。

2019年の幕開けに、広く親しまれている長寿番組の「NHKのど自慢」にVTuberが出演すれば、それ以降はVTuberのメディア出演がさらに増えることが予想され、より一層認知度が高まっていくことでしょう。

VTuberたちは、短期間のうちに人気を高めたと言えますが、VTuberの歴史自体が浅いことから、今後はさらなる活躍が期待されます。2019年もVTuberに注目していきましょう。