『PUBG』と『Fortnite(フォートナイト)』は似ているゲームなのか?

バトルロイヤルゲームの『PUBG』は、もともとライブ配信が楽しめるように設計された、という見方があります。

一方で、『Fortnite』は、『PUBG』を参考にして制作されたと言われていますが、現状、ライブ配信の面からみると、『PUBG』よりも『Fortnite』の方に軍配が上がる形です。

良く似ているとされる『PUBG』と『Fortnite』、両者の人気を探るために徹底比較を行います。

『PUBG』と『Fortnite(フォートナイト)』それぞれの特徴は?

『PUBG』と『Fortnite』を比較する前に、それぞれのゲーム内容について理解しておきましょう。

『PUBG』は、正式な名称は『PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS(プレイヤーアンノウンズ バトルグラウンズ)』です。同作品では、最大100人のプレイヤーがさまざまな武器やアイテムを駆使し、知恵を振り絞りながら、最後の一人として勝ち残るために壮絶な戦いを繰り広げます。

また、『PUBG』ならではの言葉としてあげられるのが「ドン勝」です。「ドン勝」は最後の一人として見事に生き残ったときにゲーム上で表示される言葉ですが、この言葉の響きを聞くと、勝ち残った喜びがわき上がってくることでしょう。

『Fortnite』は、無料でプレイできる「バトルロイヤルモード」のほか、ファウンダーパックを購入することでプレイできる「世界を救え」モードがあります。なお、世界を救えモードは、2018年中に無料プレイが可能となる予定です。

世界を救えモードは、複数のプレイヤーと協力しながら、モンスターに立ち向かっていく内容となっていますが、バトルロイヤルモードは、最大100人のプレイヤーが最後の一人として生き残るまで戦い抜く内容となっています。

一見すると、『PUBG』と『Fortnite』は、ほとんど同じ内容のように感じられますね。しかし、『Fortnite』は、他のバトルロイヤルゲームゲームとはひと味違った特徴があるのです。それは「クラフト」と呼ばれる要素が含まれている点です。

『Fortnite(フォートナイト)』の魅力は「クラフト」

『Fortnite』の「クラフト」を簡単に説明すると「建築」のことで、建築できる物は、壁や床、階段などがあります。

壁を建築すれば敵からの攻撃を防ぐ効果が期待できるほか、階段を建設すれば、目の前に上ることができない崖があっても簡単に上ることができます。

また、ゲーム内では高いところから飛び降りるシーンがありますが、あらかじめ床を建築しておけば、落下のダメージを抑えられます。

クラフトのシステムは、従来のバトルロイヤルゲームから考えるとユニークなシステムと言えますが、このユニークなシステムこそが、『Fortnite』ならではの特徴と言えるでしょう。

また、『PUBG』など、多くのバトルロイヤルゲームは、登場するキャラクターやフィールドがリアリティに再現されていますが、『Fortnite』の場合は、リアリティな表現ではなく、むしろアニメ的に表現されていることが特徴的で、キャラクターのコスチュームにはコミカルなデザインが採用されています。

同時視聴者数は『Fortnite(フォートナイト)』が優位に

『Fortnite』は、バトルロイヤルゲームでありながらオリジナルの要素を持っていますが、それとともに、同時視聴者数が多いことでも知られています。

2018年3月、スペインのYouTuber、El Rubius氏がYouTubeで『Fortnite』の実況配信を行いましたが、その際に同時視聴者数が約108万人を記録しました。

参考:Twitter

なお、El Rubius氏はYouTubeでゲームの実況をメインに行っていますが、ゲームのジャンルのみにこだわらず、最近話題となっている内容についての動画配信も行っています。

そのほか、「KOTAKU」のサイトでは、プロゲーマーの「Ninja」がTwitchで『Fortnite』を配信したことについて紹介していますが、それによると、同時視聴者数が約60万人に上ったとのことです。

参考:KOTAKU

また、Ninjaは、動画1回あたりの平均視聴者数が約4万3000人に達するほか、ライブ配信によって月額約50万ドル(約5500万円)の収入を得るほどの人気ぶりです。

なお、Gigazineのサイトによると、『PUBG』の同時視聴者数は38万8000人を記録したことがあるとされています。

これらの数値を比較してみると、『Fortnite』のライブ配信がいかに視聴されているかが理解できることでしょう。

『Fortnite』のライブ配信が人気の理由としては、『Fortnite』は、『PUBG』よりもPCに対する要求スペックが低く、プレイ中のPCの動作が安定的となるため、ライブ配信がしやすいことがあげられます。

さらに、『Fortnite』ならではのクラフト要素や、キャラクターがアニメ的で親しみやすい点も、ライブ配信の人気を高めていると言えそうです。

ここまで、『PUBG』と『Fortnite』を比較してきましたが、『PUBG』がバトルロイヤルゲームとしてのリアリティを高めているのに対し、『Fortnite』はバトルロイヤルゲームにオリジナルの要素や親しみやすさを絡めて、プレイしやすい環境を目指していることが分かります。

両作品は、一見すると「似ている」ようにも感じられますが、両作品にはそれぞれの良さがあります。両作品が良い意味で競合すれば、バトルロイヤルゲームのファン達は、より一層ゲームを楽しめるのではないでしょうか。