ライブコマースが日本に登場してから1年が経ちましたが、まだその販売システムが世間に浸透したとは言い難い状況となっています。

さらに、市場から撤退するサービスも出てきている中、ライブコマース市場にはYouTuberのように人気の配信者は登場しているのでしょうか。

今回は、人気のライブコマース配信者についてご紹介します。

ライブコマースで必要なこと

ライブコマースで必要なことは、他のSNS同様見ている人たちの共感を得ることができるのかどうかがポイントになってきます。

インフルエンサーたちは「いかに見ている人たちが共感するか」、そして共感だけでなく「身近な憧れ」感を表現し、写真や言葉に収めていきます。

インフルエンサーとして売れる理由を一言でまとめるなら「いかに視聴者と一緒に共感するか」ということに尽きるのではないでしょうか。

インフルエンサーの意味は「影響力の大きい人」ですが、影響力を高めるためには、インフルエンサーが視聴者の気持ちに寄り添って、視聴者が共感しそうな内容に的を絞って発信することが重要となります。

ライブコマースにおいては、商品を多く売ることが最終的な目標となりますが、売ることを前面に出してしまうと、視聴者はつい引いてしまいがちです。

そのため、売れているインフルエンサーほど、商品を売りこむのではなく、商品の魅力やストーリーを楽しく話し、視聴者に楽しんでもらうことを心がけています。

また、ライブコマースの場合はライブ配信中に視聴者と直接的なやりとりをすることができますので、インフルエンサーは、視聴者とコミュニケーションを交わしながら、一緒にライブ配信を盛り上げていく、という流れで進めています。

そのような形のライブコマースであれば、視聴者もインフルエンサーと一緒にライブコマースに参加している形となるので、ライブ配信の内容に心から満足するのではないでしょうか。

ライブコマースで人気のライバーと言えば?

ライブコマースで人気のライバーと言えば「ゆうこす」こと菅本裕子さんが人気です。

ライブコマースでのゆうこすさんは、クライアントの商品をいかに自分のファンに向けて伝えるかをよく考えられていて、かつその中で普段の自分らしさを大事にした配信をしています。

自分自身のカラーを大事にしながらPRすることで、ファンから「宣伝」と拒絶反応を出させることなく受け入れられているのもゆうこすさんの特徴です。

そして、ライブコマース中に一人でも多くの視聴者のコメントに応えていくことで、視聴者と一緒に番組を作り上げていくことで時間の共有を持つことができます。

ゆうコスさんは配信の際にそういった部分を気をつけて「ゆうこすらしさ」をとことん追求しているからこそ、配信内容に熱もこもりますし、気持ちの入った配信ができると言えます。

もうひとり、人気のライバー「りなてぃー」さんの紹介です。

りなてぃーさんはもともとサロンモデルとして活躍していて、インスタグラムのフォロワー数は2018年9月時点で23万人を超えるほどの人気ぶりです。

りなてぃーさんはライブコマースで、愛用しているコスメのおすすめポイントを紹介することが多くあります。ゆうこすさん同様、りなてぃー さんもファンとの交流を大事にしています。

さらに、りなてぃーさんの特徴としてあげられるのが、コスメと関連する自撮りの仕方などの写真の撮り方などのHowToも紹介されていることです。りなてぃーさんのような写真を撮ってみたい!という女性たちの気持ちにグッと寄り添っていますよね。

ゆうこすさんとりなてぃーさんに共通することは、視聴者とのやりとりが自然で、まるで女子会のように進めていくことです。家でテレビを見ているという感覚よりは、みんなで一緒にお話をしている、という感覚が視聴者に生まれ、ライブコマースの番組に視聴者自身も当事者として参加することができるんです。

自分自身が当事者になることで、共感性や時間の共有を感じることができ、いつの間にか視聴者が引き込まれていきます。そうすると商品にも興味が湧きやすくなり、どういう商品なのか、自分にとってどういうバリューがあるのかを考え購買につながりやすくなります。

人気ライバーならではの、空気作りや気持ちの伝え方がキーになっているということですね。

海外のように売れるライバーは、今後登場するのか?

人気ライバーが登場しているとは言え、日本のライブコマース市場は海外と比べるとまだまだ小さい状況です。今後は、日本でも海外のように売れるライバーは登場するのでしょうか。

そこで、マーケティングリサーチ企業の「マクロミル」が2018年6月に実施した調査、「ライブコマース利用実態把握調査」および「ライブコマース利用状況調査」を参考にしていきましょう。

これによるとライブコマースの認知率は回答者2万人の内30%に留まっており、認知率をもっとあげることができると考えられます。

しかし利用したことがあると回答した400人に「ライブコマースサービスの今後の利用意向」と聞いたところ、85%が「今後もライブ配信を視聴し、買い物を続けると思う」と回答しました。

上記の調査結果からライブコマースの利用者は、今後のライブコマース市場に期待を寄せていることが分かります。

今後ライブコマースの利用者が増えるにつれて人気のライバーが登場する可能性が十分にありますし、認知度を高めればリピートユーザーも必然的に増えていくことが期待できます。

日本では、ライブコマースのサービスは始まったばかりです。今後人気のライバーが登場すれば、ライブコマース市場はさらに拡大を見せることでしょう。

参考:市場調査メデイア ホノテ 調査概要 ゆうこすTwitter