「ライブコマース」は市場規模の拡大が期待される?

インターネットが日常的に利用されるようになった現在では、買い物をインターネット上で行うことが一般的となり、その販売形態も多様化してきました。最近では、インターネット上での新たな販売形態として「ライブコマース」が注目を集めています。

ライブコマースとは、どのような販売形態なのでしょうか。今後の市場規模拡大が見込まれるライブコマースについて詳しくみていくことにしましょう。

ライブコマースとは?

ライブコマースについて簡単に説明すると、動画でライブ配信を行いながら商品を販売することです。例えるなら、ライブコマースは「テレビショッピング」のインターネット版と言えます。

ライブコマースは特に中国で普及し、インターネット上における販売手法として一般化していますが、日本では、ライブコマースが利用されるようになったのは2017年頃からであり、幅広く普及するにはもう少し時間がかかりそうです。

ライブコマースの特徴は、インターネット上ではあるものの、販売している人の顔を見ながら商品を買える点です。

一般的なECサイトには、商品の画像のほか、商品に関する説明、商品の口コミなどが掲載されており、消費者はECサイトに掲載されている情報を確認した上で商品を購入します。

ECサイトから購入するメリットは、店舗に行く必要がなく、自宅にいながら買い物ができることですが、より安心して買い物をしたいなら、売る人から商品に関する説明を聞き、納得した上で買うことが大切です。

ライブコマースは、「商品を売っている人を通じ、信頼した上で商品を購入したい」というニーズを満たした販売方法と言えるでしょう。

ライブコマースの市場規模はどれくらい?

次に、ライブコマースの市場規模についてみていくことにしましょう。

日本国内のデジタル製品・家電市場に関する専門オンラインメディア「BCN+R」によると、ライブコマースが広く利用されている中国では、2016年時点のライブコマースの市場規模は約50億ドルとのことです。

参考:BCN+R

1ドル=110円とすれば、50億ドルは5500億円であることから、中国におけるライブコマースの市場規模がいかに大きいかが理解できることでしょう。

日本では、ライブコマースは利用されて間もない段階であり、市場規模は明確化されていない状況です。

なお、参考までに、経済産業省が2018年4月に発表した平成29年度の電子商取引に関する市場調査(以下、同調査)によると、日本におけるBtoC-EC市場規模(インターネット市場において、企業が個人に販売する額の規模)は、約16兆5000億円で、前年比約9%の伸びを示しています。

さらに、日本ではフリマアプリの運営企業が中心となってライブコマースを提供していますが、同調査によると、2017年のフリマアプリ市場規模は4835億円で、2016年の市場規模である3052億円と比較すると、1年で市場規模が約1.6倍に拡大した形となりました。

参考:経済産業省 平成29年度 我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備(電子商取引に関する市場調査)

ライブコマースは、これからの時代に期待!

現状、日本においては、ライブコマースは利用され始めたばかりの状況ですが、インターネットに関連したサービスは、人気が高まると急速に拡大していく傾向がみられます。

今後、ライブコマースの良さや便利さを理解する人が増えるほど、ライブコマースの市場規模が大きく伸びることが期待されます。

また、ライブコマースにおいては、動画配信のノウハウが求められますが、各種の動画サイトやSNS上では、あらゆる動画が配信されていることもあり、現時点においては、動画配信に関するレベルは十分な状況と言えるのではないでしょうか。

動画配信のノウハウと商品販売のスキルを組み合わせれば、動画上で熱心に商品を紹介することが可能となり、ライブコマースからの売上も見込めることでしょう。

日本では、ライブコマースはまさにスタートを切ったばかりです。先行者優位の状況を活かし、ライブコマースへの参入を検討してみてはいかがでしょうか。

参考URL

経済産業省 平成 29 年度 我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備(電子商取引に関する市場調査)BCN+R
RICHKA
note じょんのびトレンド研究所

(ライブジョン編集部)