海外ならではのユニークな発想に注目!

ドローンは、主に風景の空撮で利用されますが、使い方によって意外性を高めることが出来、映像制作に「空撮」以外の形で登場することもできます。今回は、海外で行われたドローンプロモーションの様子を紹介します。

ドローンは、映像業界において必要不可欠な機材となっていますが、演出の面でも登場することがあります。

前回はファッション×ドローンのプロモーション事例を紹介しました。

活躍するシーンは多種多彩!ドローンを使用したプロモーション事例をご紹介

今回はドローンを利用した「LEDライトを搭載した数多くのドローンが、飛行しながらライトの光で絵を描く」というプロモーション事例を見ていきましょう。

ドローンは空撮の機材として最高に優秀

ドローンは、無人で空を飛行する性能を有していることから、多様な業界においてさまざまな方法で利用されています。

また、ドローンにカメラが搭載されていることにより、空からの撮影が可能となりますが、このことは、映像業界における画期的な出来事と言えます。

その理由は、ドローンが利用できなかった時代と比較すると、空撮が手軽にできるようになったためです、これによって、撮影や表現の幅が大きく広がることになりました。

かつては、空撮をするためにはヘリコプターを飛ばす必要がありました。ヘリコプターを利用した空撮は、費用や時間がかかりやすく、全体的に大がかりとなることから、空撮を手軽に行うことは困難な状況だったのです。

ヘリコプターによる空撮を行っていた時期からみると、ドローンは映像業界の革命児的な存在であり、今や映像業界になくてはならない機材に成長しました。

ドローンがアートのツールとして活躍!

ドローンの利用方法としては空撮があげられますが、他のプロモーションの事例から見ても、ドローンはアートのツールとしての活躍が期待されています。

これまでの発想で考えると、ドローンは撮影する立場としてとらえられていましたが、新たな発想としては、飛行するドローンが撮影される立場となることです。ドローンは、空を自由自在に飛べることから、撮影対象としてはまさに格好の要素と言えます。

ドローンが空を飛べることを利用したプロモーションはファッションのみにとどまらず、技術メーカーもそれを利用したプロモーションを行っています。

2016年9月、オーストリアのリンツでは、アートや先端技術の祭典「アルス・エレクトロニカ・フェスティバル2016」が開催されましたが、同祭典においては、「アルス・エレクトロニカ・フューチャーラボ」と「インテル」による「DRONE 100」が披露されました。

インテルは世界有数の半導体メーカーとして知られていますが、近年は半導体の製造・販売にとどまらず、ドローンの分野にも進出しています。

「DRONE 100」の披露に向けて、インテルは自社が所有しているドローン技術を提供しました。自由自在に飛行する性能を持つドローンに、ライトを搭載するという斬新なアイデアをプラスすることによって、インテルは人々に大いなる興奮と感動を与えたかったのです。

アルス・エレクトロニカ・フューチャーラボは、インテルの想いに応えるため、共同でDRONE100のプロジェクトにチャレンジしました。

夜のドナウ川上空を飛行する数多くのドローンはまばゆい光を放っていますが、単に光が移動するだけではなく、ライトの色合いを変化させたり、ライトが点灯・消滅を繰り返したり、はたまた数多くのライトがデザインを作り上げていきました。

まさに「夜空で繰り広げられるアート」という言葉がぴったりの光景ですね。

ドローンの可能性は、撮影だけにとどまらない!

ここまで、今後のドローンの可能性として「アート」についてみてきましたが、今後のドローンの可能性は、撮影やアートにとどまらず、さらに広がるものと期待されています。

その一例としては「VRとドローンの連携」があげられます。VRとは「バーチャルリアリティ」のことですが、VRについて簡潔に説明すると、実際には目の前で起きている出来事ではないものの、まるで目の前で起きている出来事のように体験できることを指します。

VRで、目の前で起きていないことを実体験のように感じるためには、HMD(ヘッドマウントディスプレイ)というゴーグルのようなものを装着しますが、ドローンで空撮した画像をHMDで視聴すれば、まるで自分自身がドローンに乗って飛行しているかのような体験をすることができます。

最新技術であるVRとドローンを融合させれば、今までに存在しなかったアミューズメントが楽しめるようになります。こうしてみると、ドローンの可能性はまさに無限大と言えそうです。今後のドローンに期待したいですね。

参考URL:ARS ELECTRONICA