ドローンを活用することによって映像の幅が広がったことについては触れてきましたが、実際にSNSなどを使用したプロモーションでは、どんな表現が可能になったのでしょうか。もしかすると、私たちの想定を超えた表現が行われているかもしれません。

今回は、ドローンを活用したプロモーションの事例についてご紹介します。

ファッションショーを高い視点から撮影!

世界的に有名なイタリアのファッションブランド「フェンディ」は、2014年2月に開催された「2014-15秋冬コレクション」のファッションショーにおいてドローンを活用しました。

一般的なファッションショーの場合は、ショーの舞台であるキャットウォークの正面にカメラを構え、ファッションを披露するファッションモデルたちをとらえます。

しかし、ドローンを活用することで、ファッションモデルたちをキャットウォークの正面からではなく高い視点からとらえることで、斬新性あふれる映像に仕上がりました。

フェンディは、日々の業務において「創造力」、「品質」、「革新」をモットーとしていますが、ドローンを活用したファッションショーは、フェンディの方向性に合致した内容と言えるのではないでしょうか。

ドローンが洗練されたファッションを空撮!

次に、ドローンを活用したファッションのプロモーション映像についてみていくことにしましょう。

フランスの世界的なファッションブランド「ルイ・ヴィトン」は、2015年10月から2016年1月にかけて、東京で「フォンダシオン ルイ・ヴィトン」の建築展覧会を開催しました。

「フォンダシオン ルイ・ヴィトン」とは、2014年に完成したパリの文化・芸術複合施設ですが、ドローンが洗練された施設内を飛行しながら撮影しています。ルイ・ヴィトンならではの優れたセンスをドローンならではの視点で眺めるのは、とても興味深いことでしょう。

参考URL:Fondation Louis Vuitton Building

そのほか、日本のメンズファッションブランドで東京・青山に店舗を構える「C.E」は、2016年の春夏コレクションムービーを、ドローンを使用してアメリカとイギリスで撮影しました。

参考URL:C.E SS 2016

ムービーでは小高い丘の風景や街並みが次々と映し出されますが、ムービー内の風景に登場する黒人男性のファッションは次から次へと変化していきます。

空から撮影したドローンの動きはスピーディーであり、そのスピード感とファッションの変化がマッチして、視聴する人を魅了する内容に仕上がっています。

ファッション系のプロモーション映像にドローンを活用すると、流行の最先端を走っているかのように感じられます。

意外性に感嘆!飛行するドローンがモデルに

ドローンの役割と言えば、高さのある場所から撮影できることですが、意外性のあふれるショーとしては、「ドローンがモデルの代わりとして登場する」ことです。

イタリアのラグジュアリーファッションブランド、「ドルチェ&ガッバーナ」は2018年2月、新作バッグを披露するショーにおいて、ドローンがファッションモデルとしてランウェイを飛行しながら、新作バッグを披露しました。

通常であればモデルが新作バッグを披露するところですが、ドローンが新作バッグを披露するのは時代を先取りしており、英語圏ならではの「クール(イケてる)」という表現がしっくりときます。

この演出は日本のライゾマティクスリサーチが手がけました。

参考URL:Dolce&Gabbana Fall Winter 2018/19 Women’s Fashion Show

そのほかにも、2015年5月にはサンフランシスコでドローンを活用し、「シリコンバレーファッションウィーク」が開催されました。

参考URL:Drone Supermodels, 3-D Printed Bras: Inside Silicon Valley Fashion Week

シリコンバレーと言えば、世界の名だたるIT企業が集まる地域で、世界の最先端がイメージされますが、シリコンバレーファッションウィークでは、ドローンが飛行しながらファッションを披露しました。

この発想も、世界の最先端を走るシリコンバレーならではと言えますね。

空を飛行しながら撮影を行う「ドローン」は、活躍の場をファッションショーにも広げた形となりましたが、最近のファッションショーでは、ドローンがモデルとして活躍するようにもなっています。

今後、ドローンはどのような意外性を私たちに魅せてくれるのでしょうか。今後のドローンの発展に期待しましょう。