10月19日にクリーク・アンド・リバー社が海外の人気チャンネル「WatchMojo.com」を日本語版にローカライズすることを発表しました。

また、そのチャンネルを東芝コミュニケーションAI「RECAIUS™(リカイアス)」を使用し、日本の視聴者に向けてローカライズしていきます。
これには同社オリジナルのVtuberのおじゃもじょ三姉妹というキャラクターを起用していくそうです。

WatchMojo.comとは?

「WatchMojo.com」は、音楽やテレビ、映画、ビデオゲームなど、様々な分野のランキングトップ10を紹介する海外の人気YouTubeチャンネルです。登録者数1892万人、動画再生回数は113億5,000万回にのぼります。

今回クリーク・アンド・リバー社は未知のものや超常現象などを紹介する「Unveiled Japan」、世界中で流行っているゲームを紹介する「MojoPlays Japan」、 「流行りもの」や「可愛いもの」 を紹介する「MsMojo Japan」、3つのYouTubeチャンネルを開設し、それぞれのテーマに合わせた動画をローカライズしていくとのことです。

「RECAIUS™(リカイアス)」を使った音声合成とは?

東芝コミュニケーションAI「RECAIUS™(リカイアス)」で音声合成と紹介してきましたが、「RECAIUS™(リカイアス)」とはどんなシステムでしょうか。

「RECAIUS™(リカイアス)」は東芝デジタルソリューションズ株式会社が提供する音声や映像から人の意図を理解しビジネスと生活の安心・快適な活動をサポートするコミュニケーションAIです。

東芝が長年にわたり研究開発してきた、音声認識、音声合成、音声対話、知識処理、画像認識、機械翻訳などのメディア知識処理技術(メディアインテリジェンス技術)を融合し体系化したものです。

参考URL:東芝デジタルソリューションズ株式会社HP

「RECAIUS™(リカイアス)」のHPでサンプルボイスを聞くことができますが、実際に感情の有無を聞き比べると、感情が入っているものの方が聞き取りやすさを感じませんか?

言葉に抑揚がつくことで、視聴者の関心を高める効果をねらっているそうです。

そのため、学習教材や今までナレーターを使用していたコンテンツなどでの活用を見込むことができるようになります。

Kids Line Woldでも「RECAIUS™(リカイアス)」を使用

YouTubeでクリーク・アンド・リバー社が「RECAIUS™(リカイアス)」を使用したチャンネルを作るのは今回が2回目です。

初の試みは、子供に人気のYouTubeチャンネル「キッズライン♡Kids Line」を海外向けに展開した、YouTubeチャンネル「Kids Line World」での運用でした。

こちらの動画では「Nico」と呼ばれるキャラクターが英語のナレーションを喋りますが聞き取りやすく、合成音声と気づかない人もいるかもしれません。

同社は今後もYouTubeチャンネルのローカライズサービスに取り組んでいくそうです。

AI VtuberでVtuberが変わる?

現在登場しているVtuberの中で、音声合成ソフトを使用していると言われているのがサンリオ社の「キティちゃん」です。

キティちゃんについては、もともとのキャラクターの声優に林原めぐみさんが起用されていたこともあり動画がアップされた際、いつものキティちゃんを演じる林原めぐみさんの声とは違うことに違和感を覚える人も多かったようです。

喋り方が気になるかも、とキティちゃん自身も最初の動画でこれについては言及していました。

現在では林原めぐみさんの音声を加工したものを初音ミクのような合成ソフトを使用しているのではないか、という話が推測されることが多くありました。

しかし、キティちゃんの動画を見ていただくと、音声に喜怒哀楽が込められているのを感じられませんか?

聞いていると違和感を感じることもありますが、音声に抑揚がついていて実際にキティちゃんが話しているように感じられます。

これらを踏まえて推察すると、「RECAIUS™(リカイアス)」のようなAI音声合成システムを使用している可能性も考えられます。

まとめ

今後はVtuber界でもこう言った学習機能がついた、喜怒哀楽の表現が可能な音声合成ソフトを使用していくパターンも増えていきそうです。

2018年、多くのVtuberが登場し世間に周知されてきました。2019年には人工知能を使用した本当の意味でのバーチャルYouTuber、アイドルが登場してくるかもしれませんね!

参考URL:クリーク・アンド・リバー社リリースPR TIMES